腸内環境改善で花粉症を軽減させる

花粉症などのアレルギー軽減に腸内環境が関わっています。

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◆花粉の種類と飛散時期の目安

日本人の国民病とまで言われている「花粉症」は植物の花粉によって起こるアレルギー性疾患です。最も多いのは春先のスギ花粉症、そのほかにはヒノキ、ブタクサ、カモガヤなどがあります。花粉は昔からある物質ですが、過去において花粉症はほとんど騒がれませんでした。しかし、最近は様々な理由で花粉に対する抗体が作られることが多いようです。
花粉症患者がこれほどまでに増加した背景には、戦後の植林奨励のほか、大気汚染や食生活の乱れ、道路の舗装により花粉が土に吸収されずに空中へ舞い上がることや、過剰な抗菌志向など生活環境が関わっているといわれます。
花粉症三大原則

腸内環境を改善させよう

腸は、細胞内に必要な物質を取り込むところのため、様々な免疫物質が集まっています。従って、腸を整えることにより、身体全体の免疫力を正常に保ち、花粉に対して過剰な反応を抑えます。
腸の老化は身体の老化と言われるくらい腸の健康は重要なのです。食生活で腸内環境を整え、善玉菌を増やして予防に繋げましょう。

こんなことしていませんか?食生活チェック

  1. スナック菓子や甘いものが大好き
  2. 外食ではお肉を食べる
  3. 野菜やフルーツはあまり食べない
  4. 食物繊維をとらない
  5. TVや雑誌を見ながら食事をする
  6. いつも満腹になるまで食べる

1.2が当てはまるあなたは・・・
油と肉類で炎症タイプ
☆和食中心の食生活がおすすめ
昔ながらの和食は日本人の腸に適しています。魚を好む日本人ですが、魚に含まれているDHA・EPAの不飽和脂肪酸は、炎症・かゆみ抑制作用があります。
和食中心の食生活がおすすめ
3.4が当てはまるあなたは・・・
毒素の排泄力低下タイプ
☆食物繊維ですっきりしよう
食物繊維は便通を促します。特にわかめ・ひじき・昆布などの海藻類は食品の中でもトップ。海藻に含まれるアルギン酸は、血液中のコレステロールを排泄する役割もあります。
毒素の排泄力低下タイプ
5.6が当てはまるあなたは・・・
粘膜が荒れ、消化不良タイプ
発酵食品で善玉菌を
発酵食品には、腸を活発にしてくれる善玉菌が含まれています。味噌・ぬか漬け・キムチ・ヨーグルトなどがおすすめです。
発酵食品で善玉菌を

このほか、ビタミンA、C、E、亜鉛は腸の粘膜を強化したり、水分の摂取は腸管の細胞の回復を促したり、体内の毒素を排出するはたらきを助けます。

教えます!2つの内臓疲労お助け術

飲み過ぎ・食べ過ぎは身体に大きな負担を与えます。
特に肝臓や胃腸のはたらきに影響を及ぼし、機能障害の原因にもなります。
また、日頃から過労や遊びすぎ、怒らないように心掛けること(精神の安定)や、バランスのよい食事にも努めましょう。

しじみエキスでビタミン・ミネラルを
しじみにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。ここではつくり置きのできるしじみエキスの作り方をご紹介します。しじみは味噌汁だけでなく、いろいろな料理にもアレンジできますよ。

材料(約6杯分)
しじみ約700g、水5カップ、塩小さじ1~2

  1. 砂出し
    しじみは新鮮なものを使います。塩小さじ1~2杯入れた薄い塩水につけてしばらくおき、砂出しをする。
  2. 煮詰める
    水5カップ(1リットル)としじみを鍋に入れ、弱火で煮詰める。
  3. ガーゼでこす
    水が1/3になったら火をとめ、しじみを取り除く。煮ている間に砂が出たら、ガーゼで汁をこして取り除く。
  4. 冷蔵庫で保存
    ビンなどの密閉容器に移し、冷蔵庫で保存。毎食前に50ml飲む。

ツボで内臓機能を強化する
だれでもできる、すぐににできる簡単な手足のツボです。それぞれ2秒間、5回程度圧迫して刺激します。
合谷
手の甲、親指と人さし指の付け根の間合谷足の三里
足の外側、向こうずねの外側
ひざ下から指3本分ほど下足の三里太衝
足の親指と第2指の間
足の甲に沿って強く押しながら足首の方にたどり、両指の骨が交わる小高くなったところ。太衝

冬の悩み!乾燥肌対策はからだの内側から

女性の悩みとして取り上げられることが多いですが、男性の肌も同様に乾燥しています。

乾燥とはどんな状態?
一般的に、湿度が40%以下になると乾燥しているといえます。室内の湿度は40~60%、温度は25度くらいが理想といわれています。
直接外気に触れていなくても、皮脂の分泌が少ない部分は乾燥しています。
過度の洗顔やナイロンのタオルなどでごしごし洗ったり、また熱いお風呂は皮脂を奪いやすく、乾燥しやすくなります。肌が乾燥すると、カサカサしたり、粉をふいたり、かゆみを帯び、湿疹ができたりします。そのまま放置しておくと悪化する場合もあるので要注意。
ちなみに、気象庁より発表される「乾燥注意報」は空気の乾燥によって、災害(火災)が起こるおそれがある場合に発令されます。

健康な肌へ ビタミンを摂取する
肌は約1ヶ月の周期で入れ替わっています。新陳代謝を促し、健康な肌を保つことが大切です。代謝をよくするはたらきがあるものとして、ビタミンがあげられます。特にビタミンAには新陳代謝を高め、乾燥を防ぐはたらきがあります。また脂分も適度に摂取することも大切です。ビタミンを摂取する