アジア発!大豆のチカラを世界へ

アジア発祥の大豆。アジア圏の人々は古くから工夫して、大豆食品をおいしく摂り入れていました。ここまでは前回のおさらい♪さて、そんな大豆がアジアを飛び出し、世界で栽培されるようになったきっかけとは・・・?

● 黒船が運んだ大豆!?
アメリカでは、江戸時代末期の黒船来航時に、ペリー艦隊が大豆を持ち帰ったことがきっかけで、栽培がはじまったという説があります。意外にも、栽培が本格化したのは20世紀に入ってからでした。

● 生産量にみる 大豆の世界への広まり
世界の大豆生産量アメリカに続き、ブラジルやアルゼンチンといった南アメリカでも栽培されるようになった大豆。その後、驚異的なスピードで生産量を伸ばし、長い間世界一を誇っていた中国を追い抜きました。

● 予想外!大豆の使いみち
しかし、これらの国々において、「豆」として食べられる大豆はごくわずか・・・。
・大豆の脂肪分を絞ってサラダ油の原料にする
・脂肪分を取り出したあとの「脱脂大豆」を家畜のエサにする
といった利用法が大半を占めています。大豆が食品としては定着していないように見受けられます。

それでも近年、アメリカなどの健康ブームにより、豆乳や豆腐といった大豆食品が少しずつ受け入れられています。栄養豊富かつヘルシーな大豆が、世界においてもっと親しまれる存在になるとうれしいですね!


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私のおすすめは「きなこ」です♪香ばしさがクセになります。皆さんもお気に入りのフレーバーを見つけてくださいね(*^^)v (りーさん)

キャップが付いているので、飲みきれない時やお料理の時使い切れなくても、保存ができるのでとっても便利です!(ずっきー)

ダイズ in アジア

大豆はいつ、どこからやってきたのでしょうか?

諸説ありますが、紀元前2000年以前より、中国で栽培されていたといわれています。やがて、朝鮮半島や東南アジアに広まり、日本にも弥生時代には伝来していたと考えられています。

大豆は古くから、アジア圏の人々に親しまれていたようですね。

しかし、生のままの大豆は独特の臭みが強く、消化不良を起こす原因にも・・・。そのため、アジア圏、特に東アジア・東南アジアを中心とする各地域では、調理・加工に工夫を凝らした大豆食品が定着しています。例えば↓

●豆花(トウファ)・・・台湾
豆花豆乳を固めて作った柔らかなプリンのようなもの。黒糖シロップをかける、果物を添えるなど、いろんな食べ方を楽しめます。台湾ではデザートや軽食としてお馴染みです。
有機豆乳を使った「豆花」風のアレンジ豆腐!レシピはこちら

●腐乳(フウルウ)・・・中国腐乳
豆腐を塩漬け発酵させたもの。お粥に入れる、炒め物に加えるなど、主に調味料として使われます。〈豆腐のブルーチーズ〉と呼ばれるクセのある匂い・風味が特徴です。

●テンペ・・・インドネシア
テンペゆでた大豆を「テンペ菌」という白カビの一種で発酵させたもの。〈インドネシアの納豆〉と呼ばれることも。製造方法は似ていますが、納豆のような匂いや粘りはなく、クセのない味をしています。

地域独特の大豆食品はこれら以外にも数多く存在します。アジア圏の人々はそれぞれに工夫して、大豆の豊富な栄養をおいしく摂り入れていたのですね!


アジア発の大豆ですが、どのように世界に広まっていったのでしょうか?アメリカでは、黒船来航時にペリー艦隊が大豆を持ち帰ったことがきっかけで、栽培がはじまったって本当??

続きは来月のマメの豆知識にて。どうぞお楽しみに☆

 

 

豆の日って?鬼まんじゅうって?

10月13日は「豆の日」です。豆の日
昔の日本には、十五夜の他に旧暦の9月13日の「十三夜」にもお月見の風習がありました。
この時期に収穫される作物として豆をお供えして食べる習わしがあり、十三夜は「豆名月」とも呼ばれています。

全国豆類振興会は、豆名月にちなんで「豆の日」を制定しました。旧暦の9月13日は新暦にすると年によって日付が変わるため、月遅れの10月13日を「豆の日」に、10月を「豆月間」としました。


◆  あなたは知っている?「鬼まんじゅう」
鬼まんじゅうは、愛知県周辺で食べられている、さつまいもを沢山使用したおやつです♪学校給食に出たり、家庭で作ったりと、愛知県周辺ではお馴染みです。

今回、めいらく調査隊は、豆乳を使用して作ってみました(*^^*)
豆乳を使用することで、コクや旨みがプラスされ、イソフラボンやたんぱく質など栄養価もアップします!

豆乳鬼まんじゅう

◆  材料(8~10個分) と作り方

 有機豆乳 100ml
 さつまいも 280g
 砂糖 50g
 薄力粉 120g
 ベーキングパウダー 5g
 塩 ひとつまみ
  1. さつまいもは皮をむき、1cm位の角切りにして水にさらします。
  2. ボールに砂糖と塩を混ぜ、水気をきった<1>を加え、よく混ぜます。
  3. 別のボールに薄力粉、ベーキングパウダー、豆乳を入れて混ぜ、<2>を加えて混ぜます。
  4. <3>を8~10等分にして、オーブン用シートに乗せ、中~強火の蒸し器で10分位蒸したら出来上がりです。
    ※お好みでりんごやレーズンを加えても美味しいです♪

めいらく調査隊の感想は!

私は鬼まんじゅうを初めて食べたのですが、もちもちとしていて、とても美味しかったです!
具材がごろっと入っていて、食べ応えがあり、おやつにぴったりですね♪(ずっきー)

さつまいもの甘さが感じられてとても美味しいです (*^-^*)
幅広い年代におすすめです!(朝倉さん)


10月13日の豆の日には、豆乳で作った鬼まんじゅうを食べながらお月見をしてみませんか?