コーヒーを楽しむ

コーヒーのマナー

コーヒーをお客様にお出しするとき、いただくときのちょっとしたマナーです。

カップを選ぶ

1.カップを選ぶ

親しい友人であればマグカップでも問題ありませんが、通常お客様にはソーサーのついたコーヒーカップを選びます。
カップには陶器・磁器・ガラス製など素材の違いや、飲み口の大きさ、デザインもさまざまです。例えば、陶器は見た目が柔らかく、磁器より保温性がありますが、磁器の方が丈夫です。
また飲み口が広いものは香りが立ちやすいですが、口の狭いものよりも冷めやすいです。
添えるお菓子のジャンルや、雰囲気を考慮してカップを選ぶのも楽しいですね。

コーヒーを注ぐ

2.コーヒーを注ぐ

先に、カップにお湯を入れて温めておきます。

コーヒーを入れる直前にお湯を捨て、カップの8分目程度まで注ぎます。
なみなみに注ぐと、砂糖やミルクを入れたときに、コーヒーがカップから溢れてしまう可能性があります。

セットする

3.セットする

絵柄がある場合は、お客様に絵柄が見えるようにセットします。
無地または総柄の場合は、絶対的な決まりはありません。イギリス式は取っ手が左、アメリカ式は右にセットします。日本では右利きの方が多いので、取っ手を右にセットすることが多いです。
スプーンは手前にセットします。砂糖やミルクを別容器で用意する場合は、お客様から取りやすい位置に出しましょう。

利き手や飲み方など、お客様に合わせてセットするのがおもてなしであり、正解なのかもしれません。

コーヒーをいただく

4.コーヒーをいただく

コーヒーをいただく際はスプーンでカチャカチャと音を立てたり、スプーンをカップに入れたまま飲まないようにし、一般的な食事と同様の範囲で気を付けます。使ったスプーンはカップの奥に置くとよいでしょう。
立食の場合は、ソーサーを持ちながらいただきます。
夏場はアイスコーヒーもいいですね。
堅苦しいマナーやルールはありません。ホットコーヒーは冷めないうちに、アイスコーヒーはぬるくならないうちに、おいしいコーヒーをいただくことが大切です。